心有灵犀一点通ー中国の成語2

●心有灵(霊)犀一点通

二人の心が通じ合うこと。以心伝心。

「灵(霊)犀」は「サイの角」を指す。昔は「サイは神獣とされ、その角に不思議な効力があると信じられた」(『全訳漢辞海』第三版、p1538)そうだ。そしてそのサイの角の中心には一本の穴があり、根本から先端まで両端が通じあっていると考えられていた。

こうした言い伝えをもとにして、唐代の詩人・李商隠が二人の心が一筋に通じあっている様子を表現するために「無題詩」の中で「心有灵(霊)犀一点通」と詠んだ。

この成語の用例としては、まず映画麦兜当当伴我心』(2012年、34分過ぎあたり)…

校长「最近表演赚的钱呢,能不能?」
大M「明白,不用说,校长,我跟你『心有灵犀一点通』

校長「最近(我々が)上演して稼いだお金の(支払いの)方は…?」                            大M「分かってます、もちろんです、校長先生。私は先生と『以心伝心』ですよ。」

次に、テレビドラマ『嘿,老头!第14集』(2015年、9分あたり)…

易妈「平时咱俩挺有默契的。办事说话,心有灵犀的。你今天怎么回事儿?」                                                  易母「いつもは私たち二人呼吸がとってもぴったしじゃない。何するにしても以心伝心でしょ。(なのに)今日はあなたいったいどうしたのよ?」

ちなみに中国では「以心伝心」という言葉は仏教用語になってしまい、日本で使われているような意味では使用されないようだ。なので私とあなたは「以心伝心」と言いたいような時には今回のような表現をマスターしておく必要がある。


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