江陰市介護サービス体系建設情況に関する調査報告(二)

江陰市人民代表大会常務委員会内務司法工作委員会
「わが市の介護サービス体系建設情況に関する調査報告(関于我市養老服務体系建設情況的調査報告)」 (2015年12月4日公開)の要約(二)

江阴市人大常委会内务司法工委「关于我市养老服务体系建设情况的调查报告」(信息时间:2015-12-04)http://rd.jiangyin.gov.cn/a/201512/1bdj2q2jhec80.shtml

二、直面する困難な問題

江陰市の介護サービス体系の建設は一定の成果を得ることができたが、全体的にはまだスタート段階にあり、日増しに深刻化する高齢化の情況及び多元的で社会化された介護サービスのニーズと比較すると、やはり問題がいくつか存在する。主要な問題は以下のとおりである。

1.介護サービスの保障システムが十分ではない。
介護サービスを提供するシステムや様々な介護サービス組織間の連携がまだ不十分である。介護サービスを監督・管理するシステムも未整備で、統一的な介護サービス評価制度が確立されていない。安心して資金投資ができるメカニズムがないため、個々の鎮(街道)では介護負担がかなり重くなっている。世論に対する宣伝も不十分で、「介護の社会化」といった考え方がまだ確立されておらず、高齢者を大切にする社会的雰囲気も足りない。

2.介護サービスの供給が需要に追いついていない。
介護サービスの供給は全体的に不足しており、介護の質も高めることが求められる。介護施設の発展がアンバランスで、いくつかの農村地区の介護施設は古くてリスクが多く、消防設備も検査に合格していない。都市の社区(コミュニティ)に設置されている在宅介護サービスステーションの建設基準も高くはない。医療介護融合型施設のベッドは供給が需要に追いつかない状態であるのに対し、一般的な介護施設のベッドは空きが多くなっている。社区における小規模のデイサービスや老人食堂等も不足している。土地・施設・人員・経費等の制約があるために介護サービスの内容が単一になっており、医療リハビリや精神面を充実させる専門的なサービスが展開できていない。また介護サービスの運営モデルが成熟していないため、情報化の水準が低く、介護施設・社区・在宅介護サービスステーションの連携が不十分となっている。

3.医療と介護資源の一体化が遅れている。
医療介護融合型の介護施設を設置する敷居は高い。医療保険の対象機構となるには一連の手続きがあるが、介護業では職業発展の空間が限られているため、介護施設が優秀な医療人材を引きつけることは容易ではない。介護施設と医療施設とで高齢者あるいは患者を紹介し合うようなサービスシステムもまだ整備されていない。また社区の衛生サービスセンターは在宅の高齢者にサービスを提供する能力に限界があり、それを補うシステムも欠いているため、介護施設や各家庭への医者の訪問サービスに対してあまり積極的ではない。

4.介護職員の専門性が低い。
介護職員及びそのサービスの質が需要を満足させられてはいない。介護職員は年齢がおしなべて高く、文化程度が低く、体系的で専門的な研修を受けていないため、介護のリハビリ訓練や心理カウンセリング等の専門的なサービスを提供できていない。介護産業における報酬と待遇は低いにもかかわらず労働強度が高く、人材の流失率が高いために介護職員の定着率は低い。専門的な介護人材の不足は介護サービス産業の発展を阻害する大きな問題になっている。

(続く)

江陰市介護サービス体系建設情況に関する調査報告(一)

江陰市人民代表大会常務委員会内務司法工作委員会
「わが市の介護サービス体系建設情況に関する調査報告(関于我市養老服務体系建設情況的調査報告)」 (2015年12月4日公開)の要約(一)

江阴市人大常委会内务司法工委「关于我市养老服务体系建设情况的调查报告」(信息时间:2015-12-04)http://rd.jiangyin.gov.cn/a/201512/1bdj2q2jhec80.shtml

一、基本情況

江陰市における高齢化の程度は比較的高く、2014年末までに全市の60歳以上の高齢者は27万8100人に達し、全人口の22.7%を占め、さらに毎年3.8%の速度で高齢者人口が増加している。こうした厳しい高齢化状況に対し、市政府及び関係する職能部門は介護サービスを積極的に発展させ、「在宅介護を基礎とし、社区サービスを依拠とし、施設介護を支えとし、情報化を補助とする」という初歩的な社会介護サービス体系を整えた。

1.科学的に計画を立て、介護サービス政策を整える。
『江陰市介護サービス施設配置計画(2009-2020年)』を作成し、区・鎮(街道)・村(社区)の「三級配置」を構築し、「三級資源」の介護サービス施設ネットワークを整理統合した。さらに『介護サービス業を急速に発展させ、介護サービス体系を完成させることに関する実施意見』等の一連の政策文書を公布し、介護サービス体系を作り上げるための全体的な構想や発展目標を定めた。

2.多元的な投資を促し、介護サービスの水準を高める。
政府や社会各方面からの多元的な投資を推進するシステムを模索し、介護サービス施設の建設を加速させ、政府財政・海外資金・社会資本・村レベルの経済および慈善寄付が共に関与する良好な環境を作り出した。現在全市で24の介護施設機構が建設されており、ベッド数は全体で1万1197床、高齢者千名あたりのベッド数は40.3床となっている。また社区において242の在宅介護サービス機構が設立されており、年内(2015年)には在宅介護サービス施設が都市と農村全てをカバーできるようになる。同時に介護サービスの情報化を推進し、7800戸の高齢者家庭のために「幸福一点通」スマート介護サービスを提供した。さらに介護人材の登用と育成を重視し、介護産業従事者の総合的な素質を高めた。江陰市全体では398名の介護職員がおり、93%以上が資格を持って職場に勤務し、18%が中・高級証書を取得している。

3.介護サービスモデルを創造し、介護ブランドを作り上げる。
多元化する介護ニーズに応え、介護サービスモデルを創造する。「福澄頤養院-澄江康復医院」等3つの医療介護融合型の介護機構を設立した。外資を導入して「夕陽紅康楽中心」を建設し、多機能総合型介護の社区を作り出し、夕陽紅「江陰モデル」を江陰市の介護サービスの一大ブランドにした。在宅介護サービスでは、澄江街道のデイサービスモデル・臨港街道の農村在宅介護モデル及び周庄鎮の「山泉」介護モデルの形成を目指した。公設民営型の介護機構の試行地区を設立し、社会組織が社区の介護サービスを担える環境を整え、介護サービスの市場化・専門化・ブランド化を目指した。

4.「人に優しく」を基本にし、介護サービスの中身を充実させる。
高齢者の社会保障レベルを向上させ、江蘇省の中でも率先して都市と農村の社会保障の一体化を実現し、三無老人(労働能力・収入源・法定扶養者がない高齢者)と五保老人(農村で食糧・衣類・住居・医療・葬儀の社会保障を受ける高齢者)に毎月平均880元(約1万4千円)を給付している。高齢者優遇政策を実施し、60歳以上の高齢者は公共サービスの優遇を受けられ、80歳以上の高齢者は「尊老金」を受け取ることができる。さらに老年協会を設立し、高齢者のための教育や文化娯楽活動を発展させ、高齢者の社会参加を促した。

(続く)

江蘇省無錫市江陰での新生活始まる…全てはスマホでOK

先月15日に江蘇省無錫市江陰に入り、早くも現地で1カ月が過ぎた。4月に入り、日中はもう半袖で十分なほど暖かい(暑い)。

6年前!(2011年)にもやはり江蘇省の南通市で日本語教師として1年間働いたことがあるが、その時とは自分のライフスタイルが大分変化している。

日本語教師時代にはスマホは持たない生活を送っていたのだが、今回は日本で購入したファーウェイのスマホを現地でそのまま使用している。

さて、スマホの中国人への感染はすさまじく、本日は両手を車のハンドルから離し、スマホを見ながら運転しているドライバーを発見した。こちらは車でも電動バイクでもみんな平気で(少し言い過ぎ)スマホを見ながら運転している。かくいう私も自転車に乗りながらついついスマホの画面を見てしまう。困ったものだ。

6年前は少し遠出するときは地図を持参していたのだが、今はスマホのGPS機能を使いながら目的地まで行く(だからついつい自転車に乗りながらスマホを見てしまう)。そのため以前と違い、知らない土地でも「道に迷う」ということがなくなってしまった。

買い物もスマホを利用してネットショッピングで気軽に注文できるため、わざわざ外出する必要がなくなった。中国の場合は、店の品揃えが日本ほどよくはないから、せっかく買い物に出かけても欲しいものがないこともままある。またたとえスーパーなどに買い物にでかけても今は電子マネーで支払う方式が急速に普及しているため、やはりスマホが手放せなくなっている。

実は私の給与も中国のSNS「ウィーチャット」を利用して日本の会社から電子マネーで私のスマホに振り込まれる。それから現金が欲しい場合には私がスマホ上で電子マネーをこちらの銀行口座に振り込む操作をし、その後銀行に行って現金を引き出す。

しかし、先に述べたように電子マネーの支払いが普及しているため、「ウィーチャット」の電子マネーを全部銀行口座に入れる必要はなく、そのままにしておいて買い物の際にレジで「ウィーチャット支払い」を選択してスマホで済ませればいい。

もうこうなると家の中にいても外にいてもひたすらスマホを眺めているような生活になりかねない。私が現地に来た意味は一体どこにあるのか。今一度考えてみる必要がありそうだ。