yanoken のすべての投稿

「混」の意外な意味

中国のテレビドラマや映画を見ていると「混」という言葉が(日本人からすると)意外な意味でよく使用されていることに気づく。以下がその例。

①混(口)飯吃 ②混日子 ③混在北京 などなど

そのシーンの文脈から「混」は「暮らす」「生活する」というような意味で使用されているらしいことは大体推測がつく。さらにネットや辞書で調べると「混」には「いいかげんに過ごす(その日暮らしをする)」や「どうにか生計を立てる」といった意味があることがわかる。

そうすると私は今「混在東京」となるかな…

 

ワンタンと混沌

中国の江蘇省南通市に滞在していた時、レストランで一度だけ私の発音した中国語が通じなかったことがある。その時私がオーダーしたかったのが「ワンタン(馄饨)」。

IMG_0072

「ワンタン」はピンイン(中国式発音表記方法)では「hún tun/hun2 tun」とつづる。しかし、その時は店のカウンター(上の写真参照)で最初の「hun」(第2声)の声調を、私は誤って第4声で「hùn tun/hun4 tun」と発音していた。これで何回発音しても店員は「こいつ何言ってんだ?」という感じだった。

「hùn tun/hun4 tun」と発音すると中国語では「混沌(hùn dùn/hun4 dun4)」と音が近くなる。店員には私が何回も「混沌」と言っているように聞こえたのかもしれない。これは少々滑稽だ。

声調をいい加減に覚えているとこんなことも起こるのかと改めて反省し、やはり何事も辞書で調べて正確に覚えておくことが大切であるとこの時よく実感した。

ザリガニのジョーク

中華医療ドラマ『心術』第21話を鑑賞。主役(吴秀波)がレストラン(屋台?)でザリガニを食べるシーンが出てきた(第20話にも出てくる)。

中国・南通市(江蘇省)で日本語を教えていた年(2012年)に多分今ぐらいのかなり暑くなってきた時分だったと思うが、街のレストランや屋台でみんなザリガニを大量にほおばっていたのに驚かされた。私も学生からザリガニを食べましょうと一度食事に招待されたことがある(断ったが)。

中国語ではザリガニは「小龍虾(シャオロンシア)」という。「虾(シア)」はエビの意味、「龍虾」は伊勢エビの意味。ちなみに中国では「海老」と書いても意味が通じない。まとめるとこう…

①虾→エビ ②龍虾→伊勢エビ ③小龍虾→ザリガニ

私は最初字の印象から南通市で「小さな(伊勢)エビ」の料理が一斉に売り出されているのかなと思っていたが、その正体は「ザリガニ」だったので少々びっくり。

日本人の一般的な感覚では(伊勢)エビを食べる感覚でザリガニは食べられないだろう。エビは食べるけど、ザリガニは食べ物にはならない。しかし、中国人の感覚ではどうやら「小さな(伊勢)エビ」を食べる感覚でザリガニを食べているようだ。

さて、ドラマの話に戻るが、そこで面白いジョークが出てきた。それは「『ザリガニ』はかつて日本軍が中国を侵略した際の秘密兵器」だったというもの。その内容は以下の通り。

ザリガニは日本では田んぼの根を食い荒らす害虫だった。そこで日本軍は中国を侵略したとき、ザリガニを捕まえて中国の田んぼの中に放ち、イネを食い荒らさせようとした。

ザリガニは中国で確かに田んぼのイネを食い荒らした。ところが中国人は(なんと)ザリガニを食べるようになった!! そのため今に至るまで日本人がザリガニを食べたいときには、全部中国から輸入しなければならなくなっている!!

私は今の時期にはもちろんザリガニじゃなくてウナギが食べたい!!