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今年の養生秘訣の80%はこの記事にある!【中国式健康法】

わたしたちは地球上の万物とともに生成変化しており、その環境から離れて養生(健康法)を語ることはできません。養生の第一条は「四季の移り変わりに従うこと」です。それはつまり、『黄帝内経』(中国古代の医学書)に説かれている「春生・夏長・秋収・冬蔵」の特徴に照らして自分の生活を調整していくことにほかなりません。

【春生】

春は、万物が蘇り、草木がすくすく成長していく「生気が充溢する」季節といえる。この季節になったら、夜はすぐに床に入って早起きし、気持ちを楽しくのびのびさせ、万物の生気を保持するとよい。(『黄帝内経』)

(1)陽気を生みだす
春は陽気がだんだんと生じてきますが、陰寒(陰気と寒気)はまだ消滅していません。その上、風邪(ふうじゃ)が盛んとなり、それが身体に侵入して陽気を損いやすくなります。

そのため普段から、「陽気を温補する」食べ物を摂取したほうがいいでしょう。例えば、ネギ、生姜、赤身の肉、卵、タンパク質・豆類・野菜などの食品は、寒邪を退散させ、陽気を補うことができます。

(2)肝気を補う
春気は肝気と相通じており、春が到来すると、気血が内側から外側に向かうようになりますが、その機能は肝が主に担っています。そのため、春は肝を補うことが重要になります。

肝経(経絡)は身体の両側にあり、側臥位になる(左臥位か右臥位かは関係なく)と肝気を養うことができます。なぜなら、人が側臥位になったときには、血が自然に肝経に向かっていくからです。「肝は蔵血を主(つかさど)」っており、血が肝経に到達すると、身体が安眠できるようになり、肝も一日の造血機能を始めるようになります。

(3)風邪(ふうじゃ)を防ぐ
春は風邪が盛んになり、その上天気が暖かくなったり、寒くなったりするので、病気を誘発しやすくなります。そのため、免疫力を増強する必要があります。

運動する・ワクチン預防接種をする・良好な衛生習慣を心がけるなど通常の対策のほか、優良なタンパク質を補充し、保温にも注意する必要があります。

春は肝火が旺盛になりすぎるので、病気にかかりやすくなります。たんぽぽを食べ、肝経を通し、熱やのぼせを取り除くとよいでしょう。たんぽぽの柔らかい茎葉(100g)を洗い、水を切り、調味料をつけるだけでよく、すこし苦味がありますが、味は新鮮でさっぱり口当たりもよいでしょう。

【夏長】

夏は、万物の成長が盛んになる。人は夜中に寝て、早起きし、楽しい気分を保ち、怒ってはならない。気を自在に発散させ、外界の事物に対して興味を深く持つとよい。(『黄帝内経』)

(1)心を養う
中医(中国医学)では夏は火に属し、内心が外に行き渡るため、心が落ち着かず不安になり、胸が塞ぎ気が短くなる、としてます。そのため、暑い季節には心を養うことが重要で、それにはまず睡眠をよくとることが大事になります。

生薬の酸棗仁(サンソウニン)は心を落ち着ける食材で、お粥を煮て酸棗仁を少し入れれば、心臓を養うことができます。しっかり寝付けない人は、蓮の実をさらに加えると、心が落ち着くようになるでしょう。

(2)湿気を除去する
夏は汗をよくかくため、気を消耗し陰を損ないやすくなります。そのため水分を適宜補給するほか、気と陰を補うことのできるあっさりした食べ物(ナガイモ・蜂蜜・レンコン・キクラゲ・豆乳・百合根のお粥など)を摂取して体質を増強させるとよいでしょう。

中国中医科学院の楊力教授は、夏至の「養心清暑(心を養い暑さの原因を取り除く)」の方法として、「三葉茶」(蓮の葉・竹の葉・薄荷の葉)を推薦しています。

夏に三種の葉を一緒にするか(それぞれ3~5gずつ)あるいはその中から一つを選び(蓮の葉・竹の葉は5~10g、薄荷の葉は5gでよい)、お茶に入れて飲みます。心火を落ち着け、心を養い、暑さを取り除く非常に有効な方法です。

(3)脾胃を守る
夏は脾胃がもっとも脆弱になる時期です。脾胃は温かさを好み、寒さを嫌います。そのため、夏は冷たいものを食べすぎてはならず、冷たい食べ物は食べなくてすむなら食べないほうがよいでしょう。このほか、女性はハトムギ・マツホド・フジマメ・アズキ・ヘチマ等を食べると脾胃を養うことができます。

【秋収】

秋は、自然界の万物が成熟して落ち着き、収蔵されていく。この時期、人は早寝早起きし、気持ちの落ち着きを保つべきである。精神を引き締め、秋の容平(ようへい)状態に適応していく。(『黄帝内経』)

(1)肺を潤す
秋は金に属します。金は肺をつかさどっているため、秋は肺を養うのに適しています。

肺は「昇清」の役割を果たし、水液の代謝を担っていますが、しかし秋は気候が乾燥しやすく、気体の入れ替わりが肺の機能に影響しやすくなります。

秋になってから天気が次第に寒くなり、肺気が損なわれやすくなるため、肺部の病気がよく起こります。そのため、肺を養うことがとりわけ重要になります。

蜂蜜・ビワ・百合・鳥梅(ウバイ)等の柔らかくてみずみずしい食べ物を摂取し、胃・肺を養い、津液を生成するとよいでしょう。

普段、できるだけ水を飲んで肺を養い、秋冬には毎日、その他の季節と比べて500ml以上多く水を飲み、肺と呼吸器の正常な湿度を保つ必要があります。

(2)寒冷を防ぐ
秋には朝と夜で温度差が大きくなります。朝と夜は衣服とふとんをさらに加えるようにし、寝るときも保温に注意します。とりわけ心・脳血管疾病患者・慢性気管支炎患者・体質が弱い高齢者と子どもたちは、気温の変化にしたがい衣服を加減するよう注意します。

普段あまり運動をしない人は、両手をいつもマッサージして刺激するようにすれば、健康に有益で、肺を養う効果が期待できます。

マッサージ方法:両手の十本の指を開き、手のひらを100回たたきます。手のひらがやや赤く熱くなる程度がよく、たたき終わったら両手を軽く揉みます。

(3)排便を促す
秋は「収」をつかさどり、万物は収蔵に向かう力が働くため、身体の新陳代謝による老廃物も体内に蓄積され、各種の病気が起こりやすくなります。

そのため、わたしたちは「身体の三通(大便・小便・肝液を通す)」を保つようにしなければなりません。定時に排便する習慣を守り、正常な人は毎日500g程度の野菜を食べ、適度に雑穀を摂取すると便秘を避けることができます。

【冬蔵】

冬は生気が潜伏し、万物が閉じこもる季節である。人は早く寝て遅く起きるべきで、働きすぎてはならない。寒冷を避け、温暖を求めるようにする。皮膚を寒気にさらして陽気を損ねないようにする。これが冬季に適応して身体の閉蔵機能を保っていく方法である。(『黄帝内経』)

(1)腎を養う
冬は寒冷で、腎を養うべき季節です。中医は「腎は耳に開窮(相関)する」としており、この時期には耳をよくマッサージすると、腎臓の保健と気血の通りを助けることができます。

睡眠は腎臓を守る重要な方法で、「子午の睡眠」をしっかりとることが大事です。中医の説く「子午の睡眠」とは、毎日子の刻(夜11時から深夜1時)および午の刻(午前11時から午後1時)が腎を養うために最も睡眠の必要な時間帯だ、ということです。正午12時頃、外の陽気が最も盛んなときに昼寝をすれば腎の陽気を養うことができます。夜中の12時頃は、外の陰気が最も盛んで、睡眠により腎中の陰気を養うことができます。

(2)心神を養う
冬の養生法として心神を養うことが重要です。具体的には読書し、植物を鑑賞し、音楽を聞き、柑橘類の匂いをかぐ等の方法により心神を養います。その次には、日向ぼっこ(日光浴)をすれば、精神を元気にすることができ、気分が愉快で晴れやかになります。

(3)胃を養う
冬は、人は知らずしらず多く食べがちになり、特に牛肉や羊肉等の「熱い食べ物」が好きな人は、胃を傷めやすくなります。

高齢者は、冬には、塩辛いものの摂取は控え、苦い味の食べ物を多くとるとよいでしょう。セロリ・ステムレタス・レタスなどをとるとよく、これらは炎症を治癒し、大脳を刺激し、疲労を除去する等のはたらきがあります。

同時に、「少しずつ」の原則を守り、毎回の食事量を減らして一日の食事回数を増やせば、全体の食事量は変えずに、お腹を減らさないようにすることができます。

栗は気と脾を養うのによく、腎と筋を補う働きがあります。青年・中年の人は栗のお粥を飲むとよく、脾と胃の働きを増強できます。
食べ方:栗10個と適量のお米を一緒に煮てお粥を作るか、あるいは栗を乾かして粉状にし、お粥を飲むときにそれを加えてもいいでしょう。

【出典】
養生中国
We Chat ID:YANGSHENG-CN
2021-01-02「今年的养生诀窍,80%都在这篇文章里!」

中国人が冬場に心がける「3つの健康法」とは?

本日、11月22日(日)は農暦で言うと十月八日になり、二十四節気の「小雪(しょうせつ)」にあたります。ここ中国大連市では本日午後6時過ぎの時点で気温が-1℃と大分下がっています。今回は冬場に中国人が心がけている「3つの健康法」についてご紹介しましょう。

〈冬に3つの食べ物を食べる
1.羊肉

羊肉は冬に欠かせない食品です。『本草綱目』(中国明代16世紀の薬学百科全書)の中に羊肉は脾と胃の働きを整え、食欲を増進させることができる、という記述があります。

羊肉には体を温める性質があり、冬場は人の陽気が体内にて収斂されるので、羊肉によって栄養を補い、手足の寒気(寒さ)を改善することができます。しかし、羊肉を食べるのはどんな人にも適しているわけでははく、消化不良の人および体質がもともと熱く、よく咳き込むような人は、控えめにしたほうがよいでしょう。

2.白菜
「どんな野菜も白菜にはかなわない」という人もいます。白菜にはたくさんの粗繊維が含まれており、長期間摂取すれば腸と胃の機能を増強させ、消化を促すことができます。とりわけ冬に食べるのが最も適しています。同時に、白菜には豊富なビタミンも含まれており、酸化を防止し、アンチエイジング作用があります。冬場は皮膚が乾燥し、肌が荒れやすいので、白菜を多く食べればよい効果が望めるでしょう。

3.栗
栗は「果物の王様」とも呼ばれます。栗は脾と胃を養い、腎と筋肉の働きを強めます。冬は気候が寒いので、体が「腎虚」の状態で弱くなっている高齢者が栗を食べると、体の増強効果が期待できます。かつ栗は豊富なビタミンと不飽和脂肪酸をたくさん含んでいるので、免疫力を高め、老化も防止できます。ただし、栗は炭水化物が豊富なので、糖尿病の人は控え目にしたほうがよいでしょう。

〈冬に3つの飲みものを飲む〉
1. 山芋のお粥
山芋は冬季の貴重な腎を養う食品です。その粘液は腎を養い陰を補い、津液をよく固摂(保持)する働きを備えています。山芋をしばしば食べれば、循環器系の疾病(狭心症、アテローム性動脈硬化症)に対する予防作用があり、ダイエット効果もあります。さらに人体の免疫機能と病気予防能力を高められます。

2.鶏肉のスープ
鶏肉は牛肉および羊肉とは違い、体を温め補う働きがあるものの、たくさん食べても「上火(のぼせる)」状態になりません。寒い季節には鶏肉のスープを飲むと胃から心まで温めることができます。スープをつくる過程では、弱火でゆっくり煮て、栄養物をゆっくりと出すようにします。さらにスープの中にきくらげ・ナツメ・生姜・クコの実などを加えるとよいでしょう。しかし、高尿酸血症・高脂血症・胆嚢炎・胆石症などの疾病患者は鶏肉のスープを飲むのには適しません。

3.大根のスープ
昔から「冬に大根を食べ、夏に生姜を食べれば、医者は処方箋を出す必要がなくなる」と言われています。大根には強い「行気」の機能があり、大量の水分を含み、栄養も豊富で解熱作用があります。大根のスープは冬季の養生健康のトップセレクトです。大根はスペアリブ・牛肉(お尻の部分)・干しエビなどと一緒に煮込みます。その過程でネギもたくさん加えると、臭みを取り、陽気を通すことができます。

〈冬に心がける3つの習慣〉
1.温水で脚を温め、腎気を養う

冬場になると気候が下がるため、人は四肢が冷たくなり、力が出なくなりがちです。そのためこの季節には、温水で脚を温め、腎陽を補う必要があります。脚を温める時間は15分くらいがちょうどよく、継続していくことが肝心になります。腎の状態は耳に開竅(反映)されやすいので、脚を温水で温める際には同時に耳をもんで温めると、腎気を補うことができます。

2.室外活動の時間は早すぎていけない
「冬に少し体を動かすと、病気を減らせる」と言います。冬にも適度に運動すべきですが、室外活動の時間には注意が必要です。早寝早起きしても、あまりに早くから運動を始めてはいけません。太陽が出るのを待って、体が全体に目覚めてきてから外で運動しましょう。冬場には空気が悪いときがよくありますが、このような場合は室外活動をできるだけ減らし、外出するときには必ずマスクをしましょう。

3.頭部頸部の保温に注意する
冬に最も重要なのは、防寒と保温です。全身は衣服に包まれていますが、頭部と頸部は逆に熱が最も外に出やすい場所です。頭部・頸部が冷たくなると、末梢血管の収縮を引き起こし、心臓と脳の血管の疾病を誘発しやすくなります。心臓と脳の血管の疾病を患う人は、天気の寒いときは、頭部と頸部の保温に特に注意しなくてはならず、外出時には帽子をかぶり、マフラー等の保温グッズも必要でしょう。

【出典】
来源:国学生活(WeChat ID:gxsh789)
2020-11-22「小雪养生:吃三样,喝三样,健康就靠这三样!」